日焼け止めに使われる紫外線防止成分には吸収剤と散乱剤の2種類があり、吸収剤のみ、散乱剤のみの商品だけでなく、両方を組み合わせている商品もあります。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、体質やお肌の状態に合わせて選びましょう。
目次
紫外線吸収剤…ケミカル
吸収剤そのものが紫外線を一旦吸収し、熱などのエネルギーに変えて外に逃がします。
SPFの数値が高い日焼け止めには、使われているものが多いようです。
メリット
・紫外線を防ぐ力が強い
・塗り心地がなめらか
・無色透明なので白浮きしない
デメリット
・効果が長持ちしない
・お肌への負担が大きい
代表的な成分名
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
オキシベンゾン-3
ただし、最近はシリコンやカプセルなどでコーティングし、お肌への刺激を抑えたものも出てきているので、一概に「紫外線吸収剤=お肌に悪い」とは言えなくなってきています。
紫外線散乱剤…ノンケミカル
皮膚の上に膜をはって紫外線を反射させることで、お肌への影響を少なくするタイプです。
メリット
・効果が長持ちする
・肌に優しいので敏感肌の人でも使いやすい
デメリット
・伸びが悪く、ベタベタする
・白浮きしやすい
・乾燥しやすい
・金属アレルギーの人は使用できない
代表的な成分名
酸化チタン
酸化亜鉛
紫外線散乱剤の危険性
ナノ化
紫外線散乱剤はお肌に優しい成分である一方、白浮きしやすいという弱点もあります。
そこで最近では、散乱剤の粒子をナノレベルまで細かくすることで、白浮きを軽減した商品も出てきています。
ところが、粒子のサイズが小さ過ぎるとお肌の奥にまで入り込むので、溶けない成分が体内に蓄積して人体に悪い影響を与えてしまうのではないかとの懸念もあります。
業界団体の見解としては「角質層の深部までは届かず安全」とされていますが、ナノ化技術そのものがまだ新しいため、30年、40年後にどのような影響が出るのかは未知数です。
コーティング
紫外線散乱剤である酸化チタンや酸化亜鉛は、紫外線にあたると活性酸素が発生するため、コーティングを施す商品が多くなっています。
ところが、そのコーティングを施す技術が低ければ、コーティング剤がはがれて金属アレルギーの原因となったり、活性酸素によってお肌がダメージを受けるリスクも考えられます。
また、コーティング剤にシリコン(合成ポリマー)を使用したものはクレンジングや石鹸で落ちにくく、水酸化アルミニウムだと金属アレルギーを起こす危険性もあります。
紫外線散乱剤は、お肌に直接触れないよう、コーティングされているものを選びましょう。
現時点では、ナノ化されておらず、シリカ(ケイ素)でコーティングされているものが最もオススメです!
プラセンタで紫外線対策
どれだけ気をつけていても、日焼け止めで紫外線を完全に防ぐことはできません。
紫外線の影響を受けにくいお肌を手に入れるとともに、できてしまった紫外線ダメージを解消するアイテムが必要なのです。
プラセンタは厚生労働省が認める美白成分です!
できてしまったシミやソバカスの改善はもちろん、お肌のバリア機能を高めて紫外線による肌ダメージを予防する効果もあります。
また、プラセンタが持つ成長因子にはシワやたるみの予防・改善効果が期待できる上、強い抗酸化作用によってあらゆる老化の原因となる活性酸素を抑える働きもあります。
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まとめ
日焼け止めは一般的に刺激物として考えられているので、購入の際には注意すべきポイントがたくさんあります。
しかし、ナノ化された紫外線錯乱剤の使用や、コーティングについての情報は表示義務がないので、成分表示だけを見て判断することはできません。
ホームページなどで正しい情報を開示していたり、問い合わせにきちんと対応してくれるメーカーのものを選ぶようにしましょう。
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