更年期には注意したい子宮がん!? ~ 子宮体がんの原因と初期症状 ~

更年期障害対策の基礎知識

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更年期から増加するガンの1つに、子宮体ガンがあります。
この子宮体ガンは早い段階から自覚症状が出るので、早期に発見できる可能性が高いガンでもあります。
そこで今回は、子宮体ガンの初期症状や、どんな人がかかりやすいのかなどについて、詳しくご紹介します。

目次

子宮ガンの種類

子宮ガンには『子宮頸ガン』と『子宮体ガン』の2種類がありますが、更年期以降の女性が特に気をつけたいのは子宮体ガンです。

子宮頸ガン

子宮の入り口の頸部に発症するガンです。
20~30代の女性に多く見られます。

子宮体ガン

子宮の奥の子宮体部にできるガンで、内膜に発生することが多いので『子宮内膜ガン』とも呼ばれています。

この子宮体ガンには、エストロゲンの影響を 受けて発症するタイプⅠと、エストロゲンとは関係なく発症するタイプⅡの2種類があります。
更年期に多いのは子宮体ガン全体の8~9割を占めるタイプⅠで、40代から増えはじめ、閉経後の50代でピークを迎えます。

子宮体ガンの原因

卵巣から分泌される女性ホルモンには『エストロゲン』と『プロゲステロン』の2種類があり、これらの分泌量は月経周期にあわせて変化します。

月経が終わってから次の排卵までは、子宮内膜を厚く増殖させる作用を持つエストロゲンを多く分泌することで、受精卵を受け入れる準備をします。
妊娠が起こらなかった場合には、この子宮内膜を剥がす作用を持つプロゲステロンの分泌量を増やし、剥がした内膜を血液と一緒に排出するため月経を起こすのです。

このように、2つの女性ホルモンが正しく分泌されている時は、プロゲステロンによって子宮内膜の増殖は抑えられる上、月経を迎えるたびに廃棄されるのでガンが発症しにくい状態にあります。

しかし、更年期になると排卵が行われない月経が増え、プロゲステロンが分泌されない期間が長くなります。
子宮内膜の増殖を止めるものがないまま、エストロゲンが分泌され続けると、子宮内膜が異常に増殖する『子宮内膜増殖症』になって子宮体ガンに進行する可能性が高まります

子宮体がんになりやすい人

子宮体ガンはエストロゲンにさらされる期間が長いほど発症するリスクが高くなると言われています。
次の項目に当てはまる人は、特に注意が必要です。

・妊娠や出産の経験がない
・無月経や月経不順がある
・初潮年齢が低い
・閉経年齢が高い
・ホルモン治療、ホルモン補充療法(エストロゲン製剤を単独使用)の経験がある
・子宮内膜増殖症を患ったことがある
・肥満体質である
・高血圧である
・糖尿病である
・血縁に子宮体ガン・乳ガン・卵巣ガン・大腸ガンを患った人がいる
・不妊治療で排卵誘発剤を使ったことがある

閉経後はリスクが高まる!?

卵巣からのエストロゲンの分泌は、閉経によって止まります。
しかし、エストロゲンは皮下脂肪からも作られるので、閉経しても子宮体ガンのリスクは無くなりません。

むしろ、閉経後は月経によって子宮内膜が作り替えられることがなくなるため、発生したガンが子宮にとどまり増殖するリスクは高くなります

初期症状

子宮体ガンは初期の段階で不正出血や、血の混じったおりものが出やすいという特徴があります。
特に、閉経後に少量でも不正出血が続く場合は、早めに子宮体ガンの検査を受ける必要があります。

その他の症状
・月経時以外の不正出血
・水っぽかったり血液が混じったおりものが増える
・排尿する時に痛みがある、又は、排尿しづらい
・性交時に痛みや出血がある
・下腹部や腰に痛みがある

健康診断などで行われる『子宮ガン検診』は、一般的には子宮頸ガンだけの検診を指します。
子宮体ガンの検査は含まれないことが多いので、確認が必要です。

プラセンタが子宮体ガンを予防・改善!

プラセンタにはホルモンの分泌が過剰であればそれを抑え、逆に、ホルモンの分泌が不足すればそれを促進する作用(内分泌調整作用)があります。
このため、このプラセンタを摂取することで、子宮体ガンの原因であるエストロゲンとプロゲステロンのバランスの乱れを整えることができます。

また、『抗腫瘍作用』や『抗突然変異作用』『活性酸素除去作用』『遺伝子修復作用』など、プラセンタが持つ多種多様な薬理作用が複合的に働きかけることで、子宮体ガンの予防・改善に効力を発揮します。

まとめ

不正出血の段階で子宮体ガンを発見できた場合は早期のガンであることが多く、適切な治療をすることで完治する可能性も高いようです。
早期発見・早期治療のためにも、不正出血が疑われる場合は、すぐにでも婦人科で検査を受けるようにしましょう!

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