「しっかりスキンケアはしているのに、肌トラブルが絶えない」
そんな悩みをお持ちの方は、お肌の『バリア機能』が低下しているのかもしれません。
そこで今回は、そもそも『バリア機能』とは何なのか、『バリア機能』が低下するとどんな肌トラブルを引き起こすのか、バリア機能のしくみと低下する原因についてご紹介します。
目次
バリア機能とは?
人間の皮膚の1番外側には『角質層』という薄い層があります。
健康な角質層には10~30%の水分が含まれており、お肌の『バリア機能』として2つの働きを担っています。
・ 紫外線や細菌など外部の刺激から体を守る |
3つの保湿因子
バリア機能は、角質層内にある3つの保湿因子によって維持されています。
3つのバランスが整っていると、バリア機能が正しく働き、健康で潤いのある肌を守ることができます。
★お肌を守る『皮脂膜』
保湿貢献度2%
肌の表面を覆う弱酸性の薄い膜のことで、皮脂と汗が混ざり合ってできています。
水分の蒸発を防ぐだけでなく、細菌の増殖を抑えたり、外部からの刺激をブロックする働きがあります。
★潤いを抱え込む『天然保湿因子(NMF)』
保湿貢献度18%
吸湿性の高さが特徴で、その半分はアミノ酸でできています。
NMFが水分を抱え込むことで細胞内全体が潤うので、弾力のある健康な角質細胞になります。
★潤いを閉じ込める『細胞間脂質』
保湿貢献度80%
角質細胞を保護している細胞間脂質は、細胞と細胞のすき間を埋めることで、異物の侵入や水分の蒸発を防いでいます。
また、細胞間脂質の主成分は高い保水力を誇るセラミドなので、細胞間脂質自体にも高い保湿力があり、お肌の潤いをダブルの効果で守ることができます。
要するに、バリア機能が高いお肌とは、十分な水分を保ち、適度な皮脂に守られている状態のお肌のことです。
バリア機能が低下すると?
角質層がダメージを受けると、お肌のバリア機能は低下し、様々な肌トラブルを招きます。
★乾燥肌
体内の水分が蒸発しやすくなる上、水分を溜め込む力も弱くなるので、お肌はひどく乾燥します。
乾燥したお肌はダメージにとても弱く、肌荒れや敏感肌の原因となります。
また、異物の侵入が増えるので、その異常を知らせるためにお肌はかゆみを起こします。
しかし、ここで掻いてしまうと角質層は更に傷つき、乾燥は悪化し、かゆみも強くなるという悪循環に陥ります。
★敏感肌
外からの異物の侵入を防ぐことができず、ちょっとした刺激にも過剰に反応し、炎症やかゆみを引き起こします。
遺伝やアレルギーが原因で発症するケースもありますが、敏感肌のほとんどの原因は『乾燥肌の悪化』です。
★シミ
紫外線によるダメージが防ぎきれず、メラニンの活動が活発となり、シミを増やす原因になります。
★シワ(ほうれい線)・たるみ
お肌の水分量が低下するため、肌表面に小ジワができやすくなります。
また、紫外線を浴びることで、お肌のハリを保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が破壊されてしまうので、深いシワやたるみを作る原因となります。
★くすみ
外の刺激から身体を守るため、お肌はターンオーバーを早めて角質層を厚くしようとします。
角質層が厚くなると、お肌の色はくすんで見えるようになります。
バリア機能が低下する原因
バリア機能を低下させる原因は、日常生活の中にもたくさんあります。
★外的な原因 ・外気の乾燥 ★内的な原因 ・ストレスや生活習慣の乱れ |
バリア機能を高めるために注意することについて詳しく知りたい方はコチラ
まとめ
乾燥肌や敏感肌、シミ、シワ、くすみなど、様々な肌トラブルの原因は、お肌のバリア機能が低下しているせいかもしれません。
お肌の健康を保つためには、バリア機能の維持が何よりも大切です。
小手先のスキンケアばかりに惑わされず、お肌を守る角質層のケアを見直してみてはいかがでしょうか?
プラセンタには、バリア機能を高める栄養素が豊富に含まれています。
プロテオグリカン、セラミド、ヒアルロン酸など、高性能な保湿成分を同時配合しているサプリもたくさんありますので、相乗効果は絶大です。
「バリア機能を高めて肌トラブルとサヨナラしたい!」とお考えの方は、是非一度試してみられてはいかがでしょうか。
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