一度できてしまうと消すのが難しい顔や首のシワ。
シワがあると一気に老けた印象になるので、女性にとっては本当にやっかいな存在です。
ところで、このシワにはいくつかの種類があるということはご存知でしょうか?
ここでは、よくできるシワの種類とその原因について分かりやすくご説明します。
目次
お肌の構造
私達のお肌は、表皮・真皮・皮下組織の3つの層で成り立っています。
表皮
お肌の1番外側にある部分です。
お肌の水分を保ち、外からの異物の侵入を防ぐ役割を果たしています。
真皮
表皮を内側から支えているのが真皮で、お肌のハリや弾力を維持するバネのような役割を担っています。
★コラーゲン
真皮の70%を占めるゼラチン状の成分です。
真皮の中で網の目のように張り巡らされ、真皮を支える柱のような役割を果たしています。
★エラスチン
真皮の2~5%を占めるタンパク質繊維です。
コラーゲンを網目状につなぎ止める接着剤のような役割を果たしています。
★ヒアルロン酸
高い保水力を持つゼリー状の成分です。
網目の隙間を埋めるクッションのような役割を果たしています。
★線維芽細胞
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す工場であると同時に、古くなったコラーゲンやエラスチンを分解する役割を果たしています。
皮下組織
お肌の1番内側にある部分で、表皮と真皮を支えています。
その大部分を皮下脂肪が占める組織で、内部に張り巡らされた毛細血管やリンパ管によって、栄養を届けたり、老廃物を運び出す役割を果たしています。
シワの種類
シワはその原因や症状によって、次の3つの種類に分けることができます。
表皮しわ
お肌の乾燥が原因でできる浅くて小さなシワのことで、小じわ・ちりめんしわ・乾燥しわとも呼ばれます。
顔の中でも皮膚が特に薄く、皮脂腺も少ない目の周りや口元などに目立ちます。
入浴後やお手入れをした直後など、お肌が潤っている状態では目立ちませんが、乾き始めると目立つようになるのが特徴です。
乾燥した状態が続くと現れるシワなので若い方でもできることがあり、放置すると真皮しわに進行することもあります。
【対処法】
乾燥が原因のシワなので、お肌の潤いさえ取り戻せれば、比較的簡単に消すことができます。
保水力が高い成分を摂ることで、お肌の保湿力とバリア機能をUPさせましょう。
真皮しわ
老化や紫外線が原因でできる深いシワのことで、額や目元、ほうれい線、首などに現れます。
体内でコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞は、老化や紫外線ダメージによって機能が低下します。
コラーゲンやエラスチンが減少(劣化)したお肌は表皮を支える力が弱くなり、シワやたるみを引き起こす原因となります。
表皮よりも深い真皮層にまでダメージが及んでいるので、一度発生すると消すことが難しいシワです。
【対処法】
真皮しわができる直接的な原因はコラーゲンやエラスチンの減少(劣化)なので、これらの成分を増やしてお肌のハリを取り戻すことが大切です。
シワ対策の基本である保湿の他に、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケアも心がけましょう。
ただし、真皮まで傷ついた深いシワなので、エイジングケアだけで完全に消すことは難しいようです。
完治を望まれる方は、美容皮膚科や再生医療による治療を検討しましょう。
表情しわ
笑った時にできる目尻のシワや、顔をしかめた時の眉間のシワのように、表情の変化による『お肌の折りたたみ跡』にできるシワのことで、眉間や目尻、口元、額などに現れます。
若い頃のハリがあるお肌なら、表情を戻せば、折りたたみ跡もすぐに元に戻ります。
しかし、老化や紫外線ダメージで弾力を失ったお肌は柔軟性が弱く、表情を戻しても消えないシワとして残るようになります。
表情しわを放置すると真皮しわに進行することもあります。
【対処法】
できてから日が浅いシワの場合、表情のクセに気をつけるだけで改善することもあります。
しかし、深くなってしまったシワの場合は、真皮しわと同じ対策が必要です。
詳しいシワの対処法について詳しく知りたい方はコチラ
⇒ セルフケアでもシワを消すことができる? ~効果的なシワ対策~
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