膀胱炎になったら何科に行けばいい？　～　膀胱炎の治療法　～

「この症状は膀胱炎かな？」と思っても、なかなか病院にも行かず、1人で悩んでいることはありませんか？
しかし膀胱炎を放置すると、慢性化したり重症化する危険性もあるため、早めの治療が必要です。

そこで今回は、膀胱炎の病院での治療法と、そもそも何科を受診すればよいかについて、壊しくご紹介します。

急性膀胱炎の治療法
慢性膀胱炎の治療法
膀胱炎は何科にかかればいい？
プラセンタは膀胱炎にも効果あり！
まとめ
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急性膀胱炎の治療法

急性膀胱炎の治療は抗生物質や抗菌剤による薬物療法が基本です。

処方される抗菌薬は、膀胱炎の原因となった細菌の種類によって変わりますが、急性膀胱炎で最も多い原因菌は大腸菌なので、まずは大腸菌に有効な抗菌薬を処方されることが多いようです。
また、頻尿や排尿痛を抑えるため、抗コリン薬や鎮痛剤も利用されています。

これらの薬は内服薬で処方されることが一般的ですが、症状が重い場合には注射や点滴で投与されることもあります。

多くの場合、服用を始めて2～3日で症状は落ち着きますが、原因菌はまだ生きている可能性もあるので、処方された薬は全部飲みきるようにしましょう。
また、治療後に再び尿検査をして、確実に菌が消えたことを確認することも大切です。

急性膀胱炎になる原因や症状について詳しく知りたい方はコチラ

⇒　女性は特に要注意！　急性膀胱炎の原因と症状

慢性膀胱炎の治療法

慢性膀胱炎には、細菌の感染が原因で発症する細菌性慢性膀胱炎と、細菌に関係なく発症する非細菌性慢性膀胱炎の2つのタイプがあります。

慢性膀胱炎になる原因や症状について詳しく知りたい方はコチラ

⇒　再発を繰り返す膀胱炎の対処法とは！？　～慢性膀胱炎の症状と原因～

細菌性慢性膀胱炎

急性膀胱炎と同様に、抗菌剤や抗生物質が処方されます。

しかし、膀胱炎の原因に泌尿器の基礎疾患がある場合には、その病気の治療も併せて行なう必要があるため、治療には時間がかかります。

また、膀胱炎が繰り返されることによって症状が重症化していたり、抗生物質や抗菌剤が効きづらくなっていることも多く、治療には時間がかかる傾向にあります。

非細菌性慢性膀胱炎

膀胱炎の症状が慢性的にあるのに、その症状を起こしている原因が細菌感染ではなかったり、原因である基礎疾患や細菌が特定できないものを非細菌性慢性膀胱炎といい、次の2つのタイプがあります。

若年型慢性膀胱炎

現時点では発症する原因が見つかっておらず、根本的な治療はできません。
今出ている症状に対する対症療法が中心となります。

中高年型慢性膀胱炎

女性ホルモンの低下が原因で発症する膀胱炎なので、不足している女性ホルモンを補うホルモン補充療法が有効です。

中高年型慢性膀胱炎の症状と治療法について詳しく知りたい方はコチラ

⇒　更年期になると膀胱炎になりやすい！？　～中高年型慢性膀胱炎の症状と治療法～

膀胱炎は何科にかかればいい？

膀胱炎の治療は泌尿器科、内科、産婦人科で受けられますが、どの科を受診しても診察内容に大きな違いはありません。
いつも通っているかかりつけ医があれば、まずはその先生に診てもらいましょう。

ただし、症状が重い場合や慢性化している時には、尿関連の病気に特化した泌尿器科の受診をオススメします。

また、妊娠中は使える薬の種類も限られてくるので、かかりつけの産婦人科を受診すると安心です。

プラセンタは膀胱炎にも効果あり！

女性ホルモン『エストロゲン』には、膀胱の粘膜に潤いを与え、刺激から守る働きがあります。
ところが、このエストロゲンは生理中や産後、更年期には分泌量が低下するため、膀胱の粘膜は薄くなり、刺激に弱くなります。
プラセンタにはホルモンのバランスを整える『内分泌調整作用』があるので、不足したエストロゲンの分泌を促して、膀胱の粘膜を正常な状態に保つことができます。

また、プラセンタには免疫力を高める『免疫賦活作用』や、炎症を抑えて壊れた組織を修復する『抗炎症作用』もあります。
細菌の感染を防ぐとともに、粘膜の炎症を抑え、膀胱炎を予防する効果も期待できます。

プラセンタは既に多くの医療の現場でも利用されており、膀胱炎への効果も確認されています。