『あの頃の想いと優しい夏休み-京都寺町三条のホームズ(11)』を読んでみました(ネタバレなし)  ~ 望月 麻衣 ~

私の読書感想文

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『あの頃の想いと優しい夏休み-京都寺町三条のホームズ(11)』を読んでみました。

前巻の後の話と、過去編のショートエピソード集。
いけずな京男子ホームズの束の間の夏休みです。

【あらすじ】

葵が大学2年生となった夏。
大丸京都店での修業を終え、次の修業までの短い夏休みを『蔵』で過ごしていた清貴のところに、高校時代の先輩・日野が尋ねてきた。
最近、勤めていた会社を辞めたという日野を、清貴は永観堂に誘う。
「永観堂といえば秋では?」といぶかしむ日野だが…

他にも、『円生の独白』では、円生が生い立ちが明らかに!

 

【感想】

今作はミステリ色はなし。
これまで掘り下げられなかったエピソードや、これまでの話を「あの時、実は・・・」と別キャラ視点で語られた裏話がまとめられています。
それぞれにとっての
当時の深い思いが知れて、このシリーズを最初から読み返す時、より一層楽しめそうな気がしました。

 

しかし…
円生はもっと強く、余裕のあるキャラかと思っていたけど、かなり無理をしてホームズと張り合っていたんですねえ。
今後のホームズと円生の関係がどう変わっていくのか、本当に楽しみです。

 

それから、
ホームズさんと葵の最初の出会いを、ホームズさん視点で書かれていたのがおもしろかった。
今作は、ホームズさんの葵に対してのヘタレっぷりが炸裂してる感じ…
やっぱり葵が最強キャラなんだなと確信しました。

 

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