プラセンタは、何の胎盤を原料としているかによって、動物性や植物性、海洋性など、いくつか種類に分類できます。
ここでは、植物性プラセンタと海洋性プラセンタ(マリンプラセンタ)について、それぞれの特徴とともに解説します。
植物には胎盤がないので、厳密には「プラセンタ」とは呼べません。
しかし、植物にも胎盤と同じような働きを持つ胎座という部位があり、アロエや大豆、トウモロコシなどの胎座を原料に作られるのが植物性プラセンタです。
この胎座には、植物が成長するために必要なアミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれていて、美白などの美容効果は動物性プラセンタと変わりません。
しかし、プラセンタの象徴とも言える成長因子が含まれていないので、細胞を活性化させる効果までは期待できず、エイジングケアとしての効果は限定的です。
動物性プラセンタにありがちな獣臭や、病原菌・残留ホルモンなどの不安要素がないことから、植物性プラセンタを選ぶ人も増えています。
魚にも胎盤はないので、厳密には「プラセンタ」ではありません。
しかし、胎盤と同じように卵を守り育てる働きを持つ卵巣膜があり、主に鮭の卵巣膜(筋子の薄皮)を原料に作られるのが海洋性プラセンタ、別名マリンプラセンタです。
鮭の卵巣膜には、必須アミノ酸のすべてを含む18種類のアミノ酸の他、ビタミンやコラーゲン、ヒアルロン酸、コンドロイチンなど、30種類もの有効成分が含まれています。
特に、コラーゲンに付着してお肌に潤いと弾力をもたらすエラスチンは、動物性プラセンタには含まれていない、今注目の美肌成分です。
ただし、海洋性プラセンタにも成長因子は含まれていないので、細胞を活性化させる効果は期待できません。
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