1日の摂取目安が300~500㎎はウソ!? ~プラセンタの1日の摂取量~

プラセンタの基礎知識

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プラセンタは美容や健康に様々な効能がありますが、十分な効果を得るためには日々の摂取量もポイントとなります。
では、1日あたりのプラセンタ摂取量はどれくらいがベストなのでしょうか?

目次

1日の摂取量は300~500mg?

摂取量のウソ2

多くのWebサイトでは『1日の摂取目安は300~500mg』とか、『1日500mgより1000mg摂取した時の方が効果が高い』などの説明が目立ちます。
どうやら、日本薬学会で発表された『プラセンタの経口摂取による肌状態改善効果』の研究が根拠となっているようですが、この論文上、摂取量についての情報はどれだけ調べても確認することができません。

そもそもこの研究は、
健康な20~50代の女性10人を対象に、5週間連続でプラセンタエキスを摂取させたところ、肌に改善効果が認められた」
というものです。
実証実験として10名の検証結果では対象が少な過ぎますし、プラセンタは商品によって成分差が大きいのに、一概に『1日300~500mg』と定義づけるのは乱暴過ぎます。

様々な情報が一人歩きした結果の都市伝説のようなもの・・・というのが真相のようです。

1日100㎎以上?

JHFAマーク

日本健康・栄養食品協会(JHFA)は健康補助食品の安心・安全を見極めるための規格基準を設定しており、この基準を満たした商品はJHFAマークの表示が許されています。

この基準にはプラセンタ食品の品質基準も設定されていて、『1日の摂取目安量はプラセンタ純末100mg以上』と定められています。
しかし、上限についてはどこにも明記されておらず、過剰摂取についての注意事項さえ示されていないのが実情です。

年齢や体格で変わる?

横綱VSおばあさん

若くて体の大きな横綱とシニア世代のスレンダーなお婆さんが同量のプラセンタを摂り続けた場合、同じ効果を得られると考える人は少ないことでしょう。
また、まだ症状が出ていない人が予防のために摂る場合と、既に出ている重い症状を緩和するために摂る場合は、必要とする成分量が違うのは当たり前のことです。

このように、年齢や体格、体質、症状など、摂取する人の条件によって、必要となるプラセンタ量は違います
1日の摂取量を一概に決めつけることなど、到底できないことなのです。
実際、医師の見解も様々で、プラセンタ注射の指定用量から1日100~200㎎と言う人もいれば、1日1000mgを主張する先生もいらっしゃるようです。

サプリの質によって変わる?

プラセンタの質によっても適正量は変わります。

アミノ酸や成長因子などの成分量は、原料が馬と豚では違いますし、生育環境によっても大きく変動します。
また、たとえ同じ原料を使っていたとしても、製造方法が違えばエキスの濃度はまったく変わりますし、壊れずに残っている有効成分量も全然違ってくるのです。

結局、サプリメントそれぞれに適正量は異なると考えざるを得ません。

自分に合った摂取量を探す

1日の摂取量

今のところ、日本健康・栄養食品協会が発表している『1日100mg以上』というのが唯一信頼できそうな数値であり、上限については特に定めがないというのが実情です。

しかし、プラセンタは飲めば飲むほど効果が大きくなるという成分ではありません。
多く摂り過ぎると吸収・分解が間に合わず、顔がむくんだりニキビやかゆみ、アレルギー、生理不順、下痢などの症状に繋がるケースもあるのです!

各メーカーは商品開発にあたって独自にモニターテストを行ない、その結果に基づいて推奨量を決めています。
1日100㎎以上』を守った上で、商品ごとに定められている推奨量をベースに、自分に合った摂取量を探っていくしかないように思います。

ちなみに、プラセンタは人間が持つ恒常性維持機能に作用する成分であるため、内分泌系(ホルモン系)・自律神経系・免疫系の3つが整ってしまえば、後はそれほど量を必要としません。
そのため、効果が実感できるようになってからなら、摂取量を減らしても問題ないようです。

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