『高濃度プラセンタ』には注意! ~『高濃度』や『濃縮』の真実~ 

プラセンタの基礎知識

※本ページはPRが含まれています

近年は様々なプラセンタ商品が売られるようになり、メディアでは『高濃度プラセンタ配合!』とか『濃縮プラセンタ○○㎎!』など、プラセンタの高配合を謳う言葉がたくさん見受けられます。
しかし!この『高濃度』や『濃縮』という言葉を、本当に信用しても大丈夫なのでしょうか?

目次

『高濃度』には2つの意味がある

一言で『高濃度プラセンタ』と言っても、この『高濃度』にはプラセンタエキスそのものの濃度が高いという意味の他に、全成分に占めるプラセンタエキスの配合率が高いという2つの意味があります。

エキスそのものの濃度が高い

プラセンタの成分

そもそもプラセンタエキスとは、胎盤を洗浄・分解・滅菌して抽出した液体のことで、その85~95%は水分と不純物だと言われています。
製造方法によっては水や不純物をできるだけ排除した高濃度エキスを抽出することもできますが、抽出工程で水をたくさん加えれば、濃度の低いスカスカのエキスにしかならないこともあるわけです。

ところが、このプラセンタエキスには「濃度を何%以上にしなさい」という明確な基準がありません。
すべてのエキスはメーカーが勝手に決めた成分濃度で作られているため、何と比較して『高濃度』と言っているのかはまったく分からないのです。
もしかしたら、自社が作った中身のうす~いプラセンタエキスと比べているだけなのかもしれません。

エキスの配合率が高い

プラセンタ商品の成分

プラセンタ商品の中には、プラセンタの他にも様々な美容成分健康成分が一緒に配合されているものもあります。
また、独特な臭いを消すための香料や、長く保存するための防腐剤は、添加されていないものを探す方が難しいほど、ほとんどすべてのプラセンタ商品には加えられています。

これらプラセンタ以外の成分が少ない商品ほど、『配合されているすべての成分の中でプラセンタの配合率が高い=高濃度プラセンタ』ということになります。
極端なことを言えば、濃度が低いプラセンタエキスでも、それ以外の成分が一切加えられていなければ『プラセンタ濃度100%』、つまり『高濃度プラセンタ』ということができるわけです。

『高濃度』を見分けるためには?

プラセンタ商品については原末量表記をしてもらわない限り、消費者が濃度を確かめることはできません。
きちんと伝えようとするメーカーであれば、「この商品は原末換算では○○mgのプラセンタエキスを使用していますので、従来品と比較して○倍の濃度です!」と書いてくれるはずです。
できるだけ、プラセンタ量が原末量表記されている商品を選ぶようにしましょう。

また、水を一切使わない『酵素分解法』や『凍結酵素抽出法』で抽出されていれば、成分濃度が高い高品質なエキス(プラセンタ純液)を作ることができます。
これらの抽出方法が採用されていたり、『プラセンタ純液』と表示されている商品であれば、ある程度信用してもよいと思います。

『高濃度=効果が高い』ではない

その商品が本当に『高濃度』だったとしても、『高濃度=効果が高い』と一概には言い切れません。
プラセンタの抽出方法によっては、せっかく濃度が高くても、多くの有効成分が失われていることも考えられるからです。

高い技術が必要な上、時間や費用もかかるため商品の価格も高くなりがちですが、『酵素分解法』や『凍結酵素抽出法』などは、成分をできるだけ壊さないよう配慮されている抽出法なので安心です。
逆に、簡単で費用もかからない『凍結融解法』や『加水分解法』は、急速に凍結させたり、塩酸などの強い酸を使うので有効成分が破壊されやすいので注意が必要です。

 プラセンタの良い抽出方式 プラセンタの悪い抽出方式

まとめ

高濃度プラセンタとは?

ちなみに、最近はよく『濃縮プラセンタ○○mg配合!』などの宣伝文句も見かけますが、ここで言う『濃縮』も同じことです。
原末換算した数値が示されているならともかく、何と比較したのかさえ分からない『高濃度』や『濃縮』という言葉には、まったく信用性はありません。

もちろん、中には本当に高濃度で品質が優れた商品もありますので、だます気満々の宣伝に惑わされず、原料や容量、抽出方法などを自分の目でしっかりと確認するようにしましょう!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました