私の1番の趣味は読書です。
幼い頃から本が大好きな子供でしたが、50歳が近くなった今でも週に1度は図書館に通います。
ところが、最近は以前読んだことを忘れて、同じ本を2冊買ってしまうことが増えてきました。
記録の意味も込めて、ここに私の読書日記を記していこうと思います。
私が好きな本は、大きく分けて3つのジャンルがあります。
目次
海外作家もの
このジャンルで1番好きなのはジェフリー・アーチャー。イギリスの貴族院議員でもあります。
アーチャーの作品には出世物語、サスペンス作品、短編集と3つの形態がありますが、どれも読み出したら止まらない稀代のストーリーテラーです。
初期の作品は特に秀逸で、『百万ドルをとり返せ!』『ケインとアベル』『ロスノフスキ家の娘』などは、私が今まで読んだすべての本の中でも10本の指に入る、バイブルとも言える作品です。
次に好きなのが、同じくイギリスの小説家ケン・フォレット。
最近では世界的ベストセラーとなった『大聖堂』が有名ですが、初期の『針の眼』や『レベッカへの鍵』などは『大聖堂』に勝るとも劣らない、いかにもイギリス的なエンターテイメント作品だと思います。
日本の時代もの
このジャンルで1番好きな作家は永井路子さん。
NHKの大河ドラマ『草燃える』や『毛利元就』の原作者でもあります。
歴史上の人物、特に女性側から見た歴史を書かせれば右に出る作家はおらず、『北条政子』『銀の館』『乱紋』などは、学校で習う歴史などより生きた史実を教えてくれます。
平塚雷鳥の「原子女性は太陽だった」という言葉を信じさせてくれる、当代一流の歴史作家さんです。
それから、言わずと知れた藤沢周平さん。
多くの作品の舞台となる「海坂藩」は山形県庄内地方がモチーフとされており、その空気を感じる為だけに遠く山形まで旅行した経験もあります。
映画化・ドラマ化された本は数しれず。
山田洋次監督もたくさん手がけていらっしゃいますが、私は黒土三男監督の映画『蝉しぐれ』が1番好きです。
行間がとても美しい作家さんで、庶民や下級武士の悲哀を描かせたら天下一品です。
他にも、司馬遼太郎さん、佐伯泰英さん、藤原緋沙子さん、宇江佐真理さん、高田郁さん、和田はつ子さんなど、このジャンルで好きな作家さんは多いですが、筆が早い方ばかりなので、新刊が出るたびに喜びとともに強い焦燥感も感じてしまいます。
ファンタジーもの
このジャンルでは、なんと言っても茅田砂子さん。
今さら改めて語る必要もないほど有名な『デルフィニア戦記シリーズ』『レディ・ガンナー』『祝もものき事務所』などなど、以前は今ひとつ苦手だったファンタジー小説を手に取るきっかけとなってくれた作家さんです。
また、NHKのファンタジー大河の原作『守り人シリーズ』を書いた上橋 菜穂子さん。
『獣の奏者』や2015年の本屋大賞を受賞した『鹿の王』などは、児童文学の域を遥かに超えた一流の文学作品だと思います。
そしてもう1人、『十二国記シリーズ』の小野不由美さん。
世界観が独特で、若干怖い描写もありますが、一旦読み始めると小野ワールドに引き込まれて中々抜け出せません。
文章の美しさという点では茅田さんや上橋さんよりも上を行く、私が大好きなタイプの作家さんです。
他にも、『八咫烏シリーズ』の阿部智里さん、『本好きの下剋上シリーズ』の香月美夜さん、『西の善き魔女』の荻原規子さんなども好きです。
この分野は新しい作家さんが次々出てくるので、好みの作家を見つけるのも読書の醍醐味の1つです。
まとめ
もちろん、これらのジャンルにかかわらず、話題作や本屋さんで気になったものがあればついつい手に取ってしまいます。
ただ、以前は同じ好みの友人が、自分が読んで気に入った作家さんを教えてくれることも多かったのですが、最近は老眼に負けて読書そのものから撤退する人が増加し、新しいジャンルを開拓するチャンスも減ってしまいました。
これからは、おもしろかった本があれば、どんどん感想を書いていきたいと思います。
こんな私にオススメの本があれば、ぜひぜひ教えて下さいね。
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