更年期から増えてくる病気とは? ~ 骨粗しょう症・生活習慣病・尿失禁など ~

更年期障害対策の基礎知識

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更年期には女性ホルモンが減少し、様々な病気にかかるリスクが高くなると言われています。
ここでは、更年期になったら気をつけたい閉経と関係がある主な病気について詳しくご紹介します。

目次

骨粗しょう症

骨はお肌と同じように新陳代謝していて、成人の場合、約3年ほどで全身の骨が入れ替わると言われています。
この骨の新陳代謝は、次の2つの細胞の働きによって行われています。

破骨細胞…古くなった骨を壊して処理する
骨芽細胞…壊した部分に新しい骨を作る

ところが、更年期に入ると、破骨細胞の働きを抑える作用を持つエストロゲンの分泌量が減少します。
骨を作る細胞の働きは変わらないのに、骨を壊す細胞の働きばかりが盛んになることで、骨量が減って骨折などを起こしやすくなります。

閉経の10年後には、骨量が20%も減少すると言われています。

生活習慣病

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは、血液中に含まれるコレステロールや中性脂肪などの脂質が一定の基準よりも多い状態のことで、動脈硬化を招く要因の1つです。

エストロゲンには悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪を減少させるとともに、善玉コレステロール(HDL)を増加させる働きがあるため、このエストロゲンが減ることで脂質異常症を発症しやすくなります。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは、内臓肥満の人が、高血圧・高血糖・脂質代謝異常などの危険因子を2つ以上併せ持っている状態のことです。

エストロゲンには脂肪の代謝を高めて内臓脂肪を分解したり、食欲を抑制する働きがあるので、このエストロゲンが減少すると内臓脂肪が貯まりやすくなり、メタボの危険性が高くなります。

糖尿病

エストロゲンには血糖を下げるインスリンの効能を高める働きがあるので、エストロゲンが減少するとインスリンが効きにくくなり、血糖値は上昇します。

また、内臓脂肪が多いとインスリンの働きが弱まるため、内臓脂肪を代謝してくれるエストロゲンの減少は血糖値の上昇を招きます。

高血圧

エストロゲンには、血管をしなやかにしたり拡張させる働きがあるので、このエストロゲンが減少すると、血管の柔軟性が低下し、血圧が上がりやすくなります。

また、女性ホルモンと自律神経は同じ脳の視床下部がコントロールしているため、女性ホルモンのバランスが乱れると自律神経のバランスも乱れ、血圧のコントロールが不安定になります。

動脈硬化

動脈硬化は、血管壁が厚くなったり硬くなったりすることで、血液が流れにくくなった状態のことです。
脂質異常症やメタボ、糖尿病、高血圧などが進むと、動脈硬化を起こしやすくなります。

女性は閉経後から動脈硬化が増加することが分かっています。
心臓の血管で動脈硬化が進むと狭心症や心筋梗塞、脳の血管で進めば脳梗塞というように、動脈硬化は命にかかわる病気を引き起こす元凶となります。

尿失禁(尿漏れ)

エストロゲンが減ると、尿道や膀胱の粘膜が萎縮したり、尿道を締める役割を担う骨盤底筋が弱くなり、『腹圧性尿失禁』が起こりやすくなります。

40代以上の女性の約4割がこの腹圧性尿失禁に悩まされていると言われており、重い物を持ち上げたり、くしゃみや咳などでお腹に圧力がかかった時に起こるタイプの失禁です。

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萎縮性膣炎

膣の中には乳酸を作り出す常在菌がいて、膣内を酸性に保つことで、病原菌の増殖を防いでいます。
しかし、エストロゲンが減少すると、この常在菌が減少し、膣炎を起こしやすくなります。

また、エストロゲンには膣の粘膜を柔らかくしたり、性的に興奮した時に分泌液を増やす作用もあります。
このため、エストロゲンが減ると、膣が乾燥したり、萎縮して硬くなるなど、傷つきやすくなります。

萎縮性膣炎は閉経後の女性の約4割に起こる病気とされており、膣の炎症だけでなく、かゆみ悪臭尿漏れ不正出血性交痛などの症状を引き起こします。

子宮体ガン

更年期になると排卵が行われない月経が増え、子宮内膜を剥がす作用を持つプロゲステロンが分泌されない期間が長くなります。

その状態で、子宮内膜を厚く増殖させる作用を持つエストロゲンだけが分泌され続けると、子宮内膜が異常に増殖する『子宮内膜増殖症』になって子宮体ガンに進行する可能性が高まります。

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膀胱炎

女性は尿道口と肛門が近いことから細菌が侵入しやすく、膀胱炎になりやすい傾向があります。
また、エストロゲンが減少することで、膀胱の粘膜が弱まり、感染以外の原因でも炎症を起こしやすくなります。

トイレが近い、排尿時に痛みがある、残尿感があるなどの症状がありますが、このタイプの膀胱炎は完治しにくく、再発を繰り返すという特徴もあります。

 

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プラセンタで予防・改善

更年期以降に増えるこれらの症状を予防・改善するためには、エストロゲンの分泌を促すことが重要なポイントとなります。

プラセンタにはホルモンの分泌が過剰であればそれを抑え、逆に、ホルモンの分泌が不足すればそれを促進する作用(内分泌調整作用)があります。
そのため、このプラセンタを摂取することで女性ホルモンであるエストロゲンの分泌は盛んになり、エストロゲンの減少による身体への影響を緩和することができます。

また、プラセンタには動脈硬化のもう1つの原因である活性酸素を取り除いたり、弱った血管壁を修復する『創傷回復促進作用』もあるため、動脈硬化の予防に大切な役割を果たします。

更に、プラセンタが持つ成長因子(上皮細胞増殖因子)は、粘膜の細胞を増殖して若返りを促進するので、尿失禁や萎縮性膣炎、膀胱炎にも優れた効果を発揮します。

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まとめ

閉経後の身体に起きる変化をあらかじめ知っておけば、更年期から増える病気にも適切な対応がとれるはずです。

実際、私もプラセンタ配合量の多い『母の滴プラセンタEX』や『セルセラプレミアム』などを飲んでいる時は、更年期の症状を抑えることができています。

更年期は老後を健康に過ごすための準備期間だと考え、今できる予防をしっかりと行なうようにしましょう!

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