女性なら誰もが心配する更年期障害。
日常生活に支障がでるほどツラい症状に悩む人もいれば、まったく症状が出ないまま更年期を終える人もいます。
そこで今回は、更年期障害が起こる原因や症状の現われ方、更年期障害に対するプラセンタの効果について詳しく解説したいと思います。
目次
更年期障害のしくみ
更年期には卵巣の機能が急激に低下し、卵巣から分泌される女性ホルモン『エストロゲン』の量は減少します。
エストロゲンが不足すると、脳はエストロゲンの分泌量を増やすよう司令を出します。
しかし、いくら司令を出されても、機能低下した卵巣は分泌量を増やすことができません。
司令を出し続けなければならなくなった脳には過剰な負担がかかり、自律神経のバランスも乱れてしまうのです。
この自律神経には交感神経と副交感神経があり、血管の収縮と拡張、血圧の上昇と下降、胃腸・消化管の活性化と抑制など、相反する働きを調整しながらコントロールしています。
そのため、この自律神経のバランスの乱れは、のぼせ、ほてり、発汗、動悸、息切れ、便秘、下痢など、様々な不調を引き起こす要因となってしまうのです。
また、エストロゲンには脳に働きかけて気分を明るくする作用もあるので、このエストロゲンが減ると、気分が暗くなるなどの精神面への悪影響も与えることになります。
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⇒ これって更年期障害? ~あなたの症状を簡略更年期指数でチェック!~
症状が重い人と軽い人
更年期症状の現われ方には個人差があり、自覚症状がまったく出ない人もいれば、生活に支障をきたすほどツラい思いをしてしまう人もいます。
この個人差は、次の3つの要因が複合的に絡み合うことで起こると考えられています。
1.身体的変化
エストロゲンが減少するスピードには個人差があり、急速に進む人は症状が重く、ゆるやかに進む人は症状が比較的軽くなる傾向があります。
2.心理的要因
きまじめで完璧主義の人や責任感が強い人、神経質な人、小さなことでもクヨクヨしていつまでも引きずってしまう人など、性格的にストレスを受けやすい人は、症状が重くなりやすいと言われています。
3.環境的要因
更年期は親の介護、夫の転勤や定年、子供の独立や結婚など、様々な問題を抱えやすい時期です。
また、仕事を持つ女性であれば、責任も重くなり、負担が大きくなる時期でもあります。
こうした環境からのストレスも、自律神経を乱して症状を悪化させることがあります。
主な症状
更年期になんらかの不調を感じる人は更年期女性の60~70%、その内、治療を必要とする人は全体の約20%程度だと言われています。
血管運動神経系 | のぼせ(ホットフラッシュ)、ほてり、多汗、手足の冷え、むくみ、動悸、息切れ |
精神神経系 | 頭痛、めまい、不眠、不安感、イライラ、憂うつ、うつ状態、耳鳴り、立ちくらみ、物忘れ、判断力・集中力・気力の低下 |
運動器官系 | 腰痛、肩こり、関節痛、背筋痛、筋肉痛 |
消化器系 | 食欲不振、吐き気、便秘、下痢、口臭、胃もたれ、胸やけ、腹部膨満感 |
泌尿器系 | 頻尿、残尿感、排尿痛、血尿、尿もれ |
生殖器系 | 月経異常、膣の乾燥、性交痛、性欲低下 |
知覚系 | しびれ、知覚過敏・鈍麻、視力低下、ドライアイ、ドライマウス |
皮膚系 | 乾燥、かゆみ、しみ、シワ、くすみ |
その他 | 抜け毛、白髪、のどの渇き、肥満 |
ただし、これらの症状は重大な病気が原因の可能性もあるので、症状が重かったり、長期間続く場合は、一度受診されることをおすすめします。
更年期障害と間違えやすい病気の症状について詳しく知りたい方はコチラ
⇒ その症状は本当に更年期? ~更年期障害と間違えやすい病気~
更年期障害の治療法
更年期障害の主な薬物療法は次の4つです。
・ホルモン補充療法
・プラセンタ注射(メルスモン)
・漢方薬
・その他の薬物療法(精神安定剤・自律神経調節薬など)
このうち、もっとも多く使われているのが減少した女性ホルモンを補充する『ホルモン補充療法』です。
しかし、このホルモン補充療法は「不正出血」「子宮筋腫が大きくなる」「子宮体ガンになる確立が高まる」など、副作用のリスクが高いことでも知られている上、既往歴によってはこの療法が行えない人もいます。
更年期障害はプラセンタで緩和!
プラセンタには、ホルモンのバランスを整える『内分泌調整作用』や、自律神経のバランスを整える『自律神経調整作用』があるので、更年期障害の予防・改善が期待できます。
また、これらの調整作用のほかにも、『血行促進作用』『造血作用』『疲労回復作用』『体質改善作用』『免疫賦活作用』など、多種多様な薬理作用が複合的に働きかけることによって、更年期障害の症状を緩和していきます。
実際、プラセンタ製剤『メルスモン』は更年期障害の治療薬として厚生労働省の認可を受け、保険診療が適用されています。
プラセンタはホルモンではないので、ホルモン補充療法のような副作用の心配はありません!
まとめ
ホルモン補充療法が受けられない人や、リスクの高い治療法を嫌う人達の間で、プラセンタサプリを選択する人が増えてきています。
実際、私もプラセンタ配合量の多い『母の滴プラセンタEX』や『セルセラプレミアム』などを飲み始めてからは更年期の症状を抑えることができています。
更年期障害に悩みながらも「受診するほどでもない」と迷っている方なら、まずはプラセンタサプリを試してみられてはいかがでしょうか。
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