自分でできるホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・多汗)の対処法とは?

更年期障害対策の基礎知識

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更年期に多いホットフラッシュは、いつどこで起こるのか予測もつかないからこそ、起こった時にはすぐに対処できるよう日頃から準備しておくことが大切です。

そこで今回は、ホットフラッシュが起きてしまった時の対処法と、ホットフラッシュが起こりにくい身体を作るための予防法について、詳しくご紹介します。

目次

ホットフラッシュが起きてしまったら?

突然、起きてしまうホットフラッシュに上手に対応するためは、次のような対策が有効です。

首を冷やす

ホットフラッシュの汗は運動した時に流れるサラサラの汗とは違い、ベトベトして皮膚に残りやすい上、雑菌が繁殖して嫌なニオイを生み出しやすいと言われています。
汗をかいたら汗ふきシートでこまめに拭き取るとともに、首の後ろ(頸動脈)の部分を小さな保冷剤などで冷やすと症状は落ち着きます。

両脇を圧迫する

両脇を圧迫して自律神経(交感神経)を刺激すると、顔や頭の汗は止まります。
多くの女優さんや京都の舞妓さんなどは、顔に汗をかかないため、この理論を利用した汗止めベルトを利用されているようです。

制汗剤は使わない

ほとんどの制汗剤は、汗を止めるために汗腺を塞いでしまいます。
一部の汗を止めてしまうと、他の部分から出る汗が増える、体臭がきつくなる、体温調節ができなくなるなどの危険性もあります。
どうしても必要な時以外は、制汗剤は使わないようにしましょう。

体温調節をこまめに行う

体温の調整機能が鈍っているので、カーディガンやストールなど、着脱が簡単にできる服装を選び、衣服による体温調整をこまめに行うようにしましょう。

高機能な肌着を選ぶ

肌着は、吸水性や速乾性に優れ、抗菌・防臭加工されたものを身につけましょう。
脇の部分に汗を吸い取るパッドをつけておくのも効果的です。

ホットフラッシュを予防・改善するためには?

ホットフラッシュの回数を減らし、症状を少しでも改善するためには、次のような対策が有効です。

日常的に有酸素運動を行う

汗をかかない生活が続くと全身の汗腺は休眠状態に陥り、比較的休眠しにくい汗腺がある顔やワキの下に集中して汗が出るようになってしまいます。
身体全体を動かせるウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動で全身の汗腺を活性化し、顔やワキなどに汗が集中するのを避けましょう。

運動はストレス発散にも繋がるので、自律神経を整える効果も期待できます。

下半身を温める

心臓から離れている下半身は血行不良に陥りやすく、冷えが進むと上半身に熱がこもってホットフラッシュを引き起こしやすくなります。
ぬるめのお風呂で半身浴をしたり、ブランケットや腹巻き、靴下などを活用することで血行を促進しましょう。

食生活を見直す

食生活の乱れも自律神経を乱す原因となるので、バランスの良い食生活を心がけましょう。
ホルモンバランスを整える効果のある食材を積極的に取り入れるのも有効です。

イソフラボン…豆腐・納豆・味噌・きな粉など
ボロン…キャベツ・りんご・プルーンなど
亜鉛…牡蠣・レバーなど
ビタミンE…かぼちゃ・ナッツ類・ウナギなど

調味料には、身体を冷やす白砂糖ではなく、身体を温める効果がある黒糖ハチミツを使うのがオススメです。
ただし、肥満傾向にある人はホットフラッシュを発症しやすいので、摂り過ぎには注意しましょう。

刺激物は避ける

辛い食べ物やカフェイン、アルコールなどの刺激物はホットフラッシュを誘発してしまうので、なるべく避けるようにしましょう。

アロマを取りいれる

アロマテラピーに用いられる精油の中には、自律神経に働きかけて女性ホルモンの分泌を促したり、精神を安定させる効果が期待できるものもあります。
鎮静作用があるクラリセージラベンダー、ホルモンバランスを調整するゼラニウムロックローズ、自律神経を整えるサイプレスイランイランなどがオススメです。
肌にスプレーしてほてりを静めたり、お風呂に入れたりして楽しみましょう。

腸内環境を整える

腸内に悪玉菌が増え過ぎると、女性ホルモンの分泌を妨げ、ホットフラッシュを引き起こしやすくなります。
食物繊維発酵食品をしっかりと摂り、腸内環境を整えるよう心がけましょう。

禁煙

タバコを吸う女性は吸わない女性よりも更年期障害になるのが早く、より重症化するケースも多いと言われています。
今からでも遅くないので、禁煙しましょう。

プラセンタでホットフラッシュを改善

ホットフラッシュの治療法としてもっとも確実なのは、不足したエストロゲンを補充するホルモン補充療法です。

しかし、このホルモン補充療法は、副作用のリスクが高いことに加え、既往歴によっては対応できないケースもあるため、近年ではホットフラッシュの治療薬としてプラセンタサプリを処方する医療機関も増えてきています。

プラセンタには、乱れたホルモンバランスを調整する『内分泌調整作用』や、自律神経のバランスを整える『自律神経調整作用』があるので、更年期障害の不快な症状を緩和することができます。

また、『血行促進作用』や『造血作用』もあるので、血管の働きを正常化して血流を改善することで、ホットフラッシュが起こりにくい身体に作り変えることができます。

プラセンタには更年期障害への効果だけでなく、様々な美容・健康効果も確認されているので、更年期対策でプラセンタを飲んでいたらお肌まできれいになったという人も多いようです。

更年期障害へのプラセンタの効果について詳しく知りたい方はコチラ

 更年期障害はプラセンタで改善できる? ~更年期障害の原因と症状~ 

まとめ

これらの対策だけでは症状が改善しない場合には、我慢せず病院に行くことをオススメします。
それぞれの症状に合った対処法で、ホットフラッシュを改善していきましょう!

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