プラセンタ製品を選ぶ時、メーカーによって含有量(配合量)の表記がバラバラで、分かりにくいと思ったことはありませんか?
プラセンタエキス、エキス末、原末、純末、原料換算、原液換算・・・プラセンタがたくさん含まれている製品を選びたいのに、表記が統一されていないせいで、どれを選べばいいのか分からないという消費者も多いようです。
表記のカラクリに惑わされないように、それぞれの言葉の意味を分かりやすく解説します。
原料である胎盤から抽出された液体状のものをエキス又は原液と言い、主にプラセンタドリンクや化粧品に使われます。
通常のプラセンタエキスは、その85~95%が水分と不純物だと言われています。
このプラセンタエキスには「濃度を何%以上にしなさい」という明確な基準がないため、プラセンタが少しでも入っていれば「プラセンタエキス」と表記して何ら問題ありません。
また、「○○倍濃縮プラセンタ」などの宣伝文句もよく目にしますが、元となるプラセンタエキスが水で薄められていれば、どんなに濃縮しようが全く意味はないのです。
プラセンタの含有量は、濃度がバラバラのエキス量では比較できないということを覚えておいて下さい。
プラセンタエキスから水分や不純物を取り除いて粉末状にしたものを原末又はエキス末と言い、サプリメントやゼリーなどの原料として使われます。
元となるプラセンタエキスの濃度にもよりますが、原末にするとエキスの3~15%程の量になってしまうのだそうです。
☆原末・エキス末・純末の違い 原末・エキス末・純末の3つは、今のところ同じ意味で使われることが多いようです。 しかし近年は、プラセンタ以外の成分を一切含まないものを純末、その純末に賦形剤などの添加物を加えたものを原末又はエキス末と呼んで、純度によって表記を区別するケースも増えています。 |
プラセンタの含有量については、原料換算や原液換算した数値を表記しているケースも多く見受けられます。
原料換算 ・・・ 原料である胎盤そのものの重さに換算する方法
原液換算 ・・・ 元となるプラセンタエキスの分量に換算する方法
つまり、
【プラセンタ原末100mg プラセンタ原料換算 10,000mg!】
と表記してあれば、「プラセンタ原末100mgを作るために、原料(胎盤)を10,000mg使いました」という意味です。
ここで気をつけたいのが、原料である胎盤やエキスには、たくさんの水分や不純物が含まれているということです。
本来なら【プラセンタ原末 100mg】とだけ表記すればよいところを、【プラセンタ原料換算 10,000mg】と表記されていると・・・数字が大きくなっている分、プラセンタがたくさん入っているような気がしてきませんか?
この錯覚こそが、メーカーが仕組んだワナなのです。
以上のように、エキスや原料(原液)換算の数値では、私たちがプラセンタの含有量を比較することは不可能です。
業界団体でも、含有量表記は原末量で行うように定めていますが、義務化されていないため、現状では全てのメーカーが対応しているわけではありません。
表記を使いわけることで、プラセンタがより多く配合されているよう印象付けようとしているメーカーもたくさんあるのです。
当たり前かもしれませんが、プラセンタの含有量が少ないメーカーほど、原末量の表記をしていない傾向が強いようです。
宣伝文句に騙されないよう、商品の含有量表記もしっかりとチェックするようにしましょう。
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