化粧品やサプリなどに配合されている美白成分には、シミを作らないための予防型と、できてしまったシミを薄くする改善型の2種類があります。
目的にあった成分でケアしなければ、効果が得られないばかりか、シミを悪化させてしまう可能性もあります。
今回は、それぞれの主な成分と、その選び方について、詳しくご紹介します。
目次
美白成分の分類
美白成分は、その目的やアプローチの仕方によって、次のように分類することができます。
1.メラニンの生成を抑えてシミの発生を予防する成分
①メラニンを作るために不可欠なチロシナーゼ酵素の働きを抑える方法
②メラニンを作る工場であるメラノサイトへの情報伝達を阻害する方法
2.既にできてしまっているシミを改善する成分
①黒色メラニンの色を薄くする方法
②メラニンの排出を促す方法
シミの発生を予防する成分
メラニンの生成を抑えることで、シミを作りにくくしたり悪化を防ぐなど、シミを予防する効果が期待できます。
チロシナーゼの働きを抑える方法
ビタミンC誘導体
ハイドロキノン
アルブチン
エラグ酸
ルシノール
プラセンタエキス
リノール酸
コウジ酸
4MSK
マグノリグナン
メラノサイトへの情報伝達を阻害する方法
カモミラET
トラネキサム酸
t-AMCHA
できてしまったシミを改善する成分
メラニンの色を薄くしたり、ターンオーバーを整えることでメラニンの排出を促し、できてしまったシミを薄くする効果が期待できます。
黒色メラニンを淡色化する方法
ビタミンC誘導体
ハイドロキノン
メラニンの排出を促す方法
ビタミンC誘導体
プラセンタエキス
リノール酸
4MSK
レチノイン酸
ここに記載した成分の内、レチノイン酸だけは美白成分として厚生労働省から認可されていません。
各成分の特徴・効能について詳しく知りたい方はコチラ
美白成分の選び方
目的をはっきりさせる
前述した通り、美白成分には予防型と改善型の2種類があります。
「将来シミを作らないために今から美白したい」という場合には予防型を、「できてしまったシミを目立たなくしたい」という場合には改善型を、それぞれの目的に合った成分を選ぶ必要があります。
まずは、自分がどのような効果を望むのかを、はっきりさせる必要があります。
信頼できる成分を選別する
現在、厚生労働省に認可されている美白成分は約20種類、認可されていない成分も含めれば数百種類とも言われています。
これらを選別するための基準とできるのが、厚生労働省の認可の有無です。
使う人の体質との相性もあるので「絶対に効く!」とは一概に言えませんが、たくさんの臨床データをもとにその効果・効能が認められた成分なので、信頼性は高いと言えます。
この成分が基準量配合されている商品には『医薬部外品』の表示がされているので、購入される時には確認することをおススメします。
厚生労働省に認可されている主な美白成分について詳しく知りたい方はコチラ
自分の肌状態を検討する
美白成分の中には強い刺激を伴うものもあるので、お肌が弱っている状態で使用すると、肌トラブルを引き起こす原因にもなりかねません。
お肌の状態は良好な人が急いでシミを薄くしたい時は、少し刺激は強くても大きな効果が期待できるビタミンC誘導体やハイドロキノン、敏感肌の人や効果はゆっくりでいいから安全第一という人は、お肌に優しくて美白効果と美肌効果の両方が望めるプラセンタ…というように、ご自分の肌状態に合った成分を選ぶようにしましょう。
配合量を確認する
せっかく「これぞ!」という成分を選んでも、配合量が少な過ぎれば十分な効果は得られませんし、多過ぎればお肌を傷つける原因にもなります。
商品を購入する時は、配合量までしっかり確認するようにしましょう。
特に、海外の商品には日本のものに比べて濃度が高いものが多いので、注意が必要です。
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