最近はプラセンタ注射を取り扱う医療機関も増えて、以前より身近に感じられるアイテムとなってきました。
ところが、注射はお金がかかったり副作用が怖いというイメージが強く、迷っている方も多いのではないでしょうか。
ここではプラセンタ注射のメリットとデメリットを明らかにして、プラセンタ注射の有効性を整理してみましょう。
目次
メリット
即効性がある
プラセンタの有効成分を消化器官などを通さずに直接吸収させられるので、即効性が高く、効果を実感しやすいとされています。
医師の診断のもとで打てる
プラセンタ注射は医師だけが扱える療法なので、医療機関でのみ投与を受けることができます。
このため、医師と相談しながら調整できる上、副作用があっても迅速な処置を受けることができます。
国の認可を受けている製剤
注射で使われる製剤は厚生労働省の認可を受けたラエンネックかメルスモンの2種類しかありません。
品質は証明されている上、どれにしようかと悩む必要がありません。
デメリット
効果に持続性がない
最も効果があるのは1日1回1アンプル(2mL)を毎日投与し続ける方法だと言われていますが、毎日医療機関に通うのは負担が大きく、週に1回2~3アンプルをまとめて打つ人が多いようです
しかし、プラセンタ注射は1度にたくさん打つほど効果が長持ちするというものではなく、効果の持続期間は2、3日と感じる人が多いのが実情です。
リスクが多い
人間の狂牛病とも言われるヤコブ病や、未知の感染症に感染するリスクを完全に否定することはできません。
また副作用として、アレルギー反応を起こしたり、肝機能障害で入院されたケースもあるようです。
そもそもプラセンタ注射は、他人の細胞や組織に由来する成分を、消化器官も通さずに身体に直接流し込む行為です。
注射への同意書を提出させる医療機関が多い上、1度でも投与すると無期限に献血や輸血ができなくなります。
お金がかかる
週に1回3アンプルづつ投与すると、1ヶ月間で保険適用なら5,000円~15,000円程度、保険適用外だと10,000円~30,000円程度はかかります。
比較的手頃なお値段で摂取できる所もあるので、できるだけ良心的なクリニックを探す必要があります。
≫ プラセンタ注射って本当にお金がかかるの? ~保険適用のしくみと料金~
通院がたいへん
プラセンタ注射は効果に持続性がないため、少くとも1ヶ月に2~3回、多い人なら毎日、効果を望む限りは通院し続けなければならず、時間も交通費もかかります。
また、認可されていない静脈注射やカクテル点滴などを勧める不誠実なクリニックも多く、良心的で自分にあった医療機関を探し出すには情報収集が欠かせません。
注射による傷やだるさなどが残る
針を刺した部分に傷やアザ、シコリができたり、時間の経過とともにだるさを感じることがあります。
プラセンタ注射は投与する時より、ある程度時間がたった時の方がツライと感じる人が多いようです。
プラセンタ注射をオススメしたい人
・すぐに効果を実感したい人
・自分にお金をかけられる人
・定期的に通院する時間を取れる人
・美容や健康のためなら大きなリスクがあっても許せる人
まとめ
プラセンタ注射の紹介サイトなどを見ると、高い美容効果などを宣伝する言葉ばかりが並んで、リスクやデメリットについては詳しく語らないサイトが少なくありません。
ラエンネックやメルスモンは厚生労働省が注意喚起する薬品の1つです。
また、静脈注射やカクテル点滴など、安全性への疑問から認可されていない投与方法を売りにするクリニックも増えています。
プラセンタ注射は長く治療として使われている医薬品ですし、高い美容効果が期待できることも間違いありません。
しかし、リスクを知らないままに投与してしまうと、後になって泣くのはあなた自身かもしれません。
メリットとデメリットを正しく理解した上で、後悔のない選択をするようにしましょう。
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